「羽生ゆずれない」改名芸人の悲壮　コロナで開店休業状態「オファーなく…」
2/9(水) 6:15配信
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東スポWeb
元「羽生ゆずれない」のあいきけんた
　絶対王者は４回転半を目指すが、絶対偽者は〝無回転?だという。北京五輪のフィギュアスケート男子で羽生結弦（２７＝ＡＮＡ）は８日のショートプログラム（ＳＰ）で８位と大きく出遅れ、１０日のフリープログラム（ＦＰ）で逆転の金メダルを狙う。一方、炎上騒動で羽生のそっくり芸人「羽生ゆずれない」から改名を余儀なくされたピン芸人は、今――。
【写真】プルシェンコと抱き合う羽生結弦
　羽生ゆずれないが注目されたのは、羽生が２０１８年２月の平昌五輪で２連覇を達成した時だった。本家のＶ２で芸歴１年目ながら仕事のオファーは３０倍に。羽生の演技の決めポーズやウオーミングアップの仕草など、そっくり芸を披露してきた。
　ところが、同年１２月に一部週刊誌で、元フィギュアスケート男子の小塚崇彦氏（３２）が妻子がいながら女性と密会し、その場にゆずれないが同席したと報じられた。ゆずれないの事務所は、女性は仕事先の関係者で男女関係はなく事実無根だと断固否定。実際、男性スタッフも同席していた。
　それでも、熱狂的な羽生ファンは譲らない。ゆずれないのＳＮＳに改名を迫るよう猛烈に迫り、炎上した。
　ゆずれないは、敬愛する羽生に迷惑はかけられないと改名を決意。１９年２月から「あいきけんた」として活動している。羽生と同学年の２６歳。報道は事実無根だったとしても、活動への影響はハンパなかった。
「あいきさんはもう、羽生選手のそっくり芸がタブーになって封印したというウワサも流れたんです」（お笑い関係者）
　あいきのマネジャーは取材に「営業先などでご依頼があれば、披露させていただいています。封印しているわけではありません」と否定。出演しているモノマネショーパブ「リトモディブリブリブッスン」（東京?麻布十番）で、客から「羽生クンを見たい！」とリクエストされれば披露しているという。羽生だけでなく「ＳＥＫＡＩ　ＮＯ　ＯＷＡＲＩ」や演歌歌手の八代亜紀、故美空ひばりさん、歌手活動もする菅田将暉らのモノマネもお手の物だ。
　羽生の演技の振り付けを完コピできるわけではなく、「見た目しかモノマネできません（苦笑）」。そのため歌手のモノマネレパートリーを増やしたというわけだ。
　平昌五輪後はオファーが引きも切らず、北京五輪でも特需を期待できたはずだったが、やはり新型コロナウイルス禍にブチ当たった。
　これまであったイベント、祭り、企業パーティーといったクライアントからのオファーは「全くと言っていいほどなくなりました」（前出マネジャー）。本家は前人未到のクワッドアクセル（４回転半ジャンプ）の成功を目指しているが、あいきは開店休業状態だという。「リトモ」もまん延防止等重点措置下にあるため休業中だ。
　それでも同マネジャーは「あいきは羽生選手のことを応援しています」と力を込めた。
東京スポーツ